ブログ移転完了のお知らせ
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この度、メインのウェブサイト
「ひかるのあとりえ」と統合する事になりました。
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お手数ではございますが更新いただけたら嬉しいです。
今後とも「ひかるのあとりえ」をよろしくお願いいたします。
作曲/編曲/ピアノ講師
小林 樹
2019謹賀新年
昨年は新曲初演やオペレッタの編曲など、なかなか盛りだくさんな1年を過ごすことができました。
今年も、クラシック音楽への手助けとなっていれば幸いです。
オルゴール楽曲CDもようやくVol.2を配信することができ、また新たな気持ちで作曲、編曲、レッスンに力を注いでいけそうです。
3オクターヴの宝石箱 Vol.1 Vol.2アマゾンやiTunes、GooglePlayなどで配信しています。
また近く、演奏会などでお会い出来ますのを楽しみにしています。
どうぞ良い新年をお過ごしくださいませ。
本年もよろしくお願いします。
2019.1. Tokyo.
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3オクターヴの宝石箱Vol.1 Vol.2 ライナーノーツ
今でも時々聴いている、お気に入りのCDがありまして……。
その中の何曲か、オルゴールヴァージョンに編曲されたものがあり、その音に癒され、心地よく楽しんでいたのを覚えています。
そんな影響から、ミュージカルや舞台の楽曲の中に、時々オルゴール楽曲を取り入れてきました。
オルゴールの音はとても音域に左右される性質があるようで、心地よく、美しいオルゴールらしい音域というのは、やはり2~3オクターヴくらいの音域のようです。
この3オクターヴを意識して作曲した楽曲の数々。
「3オクターヴの宝石箱」は、そんな私のルーツの一つを納めたものです。
以前からCDにして聴いていただいておりましたVol.1と、今回新たに制作しましたVol.2と合わせて、いよいよインターネット配信をスタートすることができました。
CDや楽曲配信のページでは、解説や謝辞などを載せるスペースが限られているものですから、ブログでご案内させて頂きます。
3オクターヴの宝石箱Vol.1
(2013年リリース)
それは……
たった3オクターヴの輝き
安らかな音色に
身体をゆだねれば
心癒されるひととき
今宵は……
珠玉のオルゴール楽曲をあなたに
Well…
A radiance over just three octaves
Let yourself drift
On the tranquil notes
And enjoy these soothing moments
Tonight…
I will give you these music box pieces like diamonds
1.星空のワルツ ~オルゴールver.
(季節はずれのサンタクロース挿入曲)
2010年9月20日「かすがい環境フェスタ2010」にて初演
「季節はずれのサンタクロース」という朗読劇に一筆書かせて頂いた楽曲。
初演をはじめ、いろいろな場所で人知れず演奏されたピアノ曲で、今回はオルゴール編曲版として収録。
2.疲れた日に……
おそらく「疲れたなぁ」とピアノに向かったときに湧いて出た旋律だろうか。このオルゴールアルバムを考えていた時、そんなスケッチを見つけ、いい機会だからと書き下ろした楽曲。
3.花のように 〜オルゴールVer.
以前からウェブサイト「ひかるのあとりえ」で紹介していた楽曲でしたが多方面から好評を頂き、このアルバムに加えた。
素晴らしいイラストレーターである友人の絵から生まれた楽曲の中の一つ。
4.バラの花が降る庭園にて
たくさんのバラの写真が紹介されている友人のウェブサイトを見て、バラが咲き乱れる庭園を想像し、書いた楽曲。
楽曲は友人へ献呈。その他に映像のBGMとしても使われた。
5.静かな光の中を行く
電車の中でふと祖母を思い出し、楽想を書き留め、しばらくしてから一気にピアノスケッチを書き上げる。そのうち何かの演奏会で取り上げようかと考えていた矢先、祖母が他界。残念ながら祖母には聴かせることができなかった楽曲。
もともとオーケストラのためにと考えていた楽曲であったが、いい機会なのでオルゴールアレンジした次第。
6.Twinkle Ringing~Sound of Christmas Vol.4
いくつか「クリスマスのためのインストゥルメンタル」という楽曲を書いていて、久しぶりの4作めとなる。
Vol.3の「yuki-kirara」までは「ピアノ」、「サックスやストリングス」、「ベース」といった編成だったが、今回は初めからオルゴール楽曲として作曲した。
3オクターヴの宝石箱Vol.2
~Soundtrack Selection~
(2018年リリース)
あの日の思い出をもう一度。
ミュージカル、舞台劇、映像などで使われた楽曲に手を加えたもの
新たに書き下ろしたもの。
これらオルゴールの楽曲は、私を形づくるルーツのひとつ。
今宵もまた……
たった3オクターヴの輝きをあなたに。
Revisiting memories of that day.
Pieces I worked on for musicals, plays, images, and more
New pieces I composed.
These music box pieces go back to the core of my being.
Tonight, once again…
I will give you this radiance over just three octaves.
− ある台本から劇中歌として −
7.わらべ唄
オリジナルは歌曲(ピアノ伴奏)
舞台練習用のある台本にある劇中歌として。台本では「餅つきの歌」として歌われる。
日本のわらべ唄を意識して書いた楽曲。
8.I believed it ~星の祈歌~
わらべ唄と同じ舞台練習用のある台本から。歌曲として演奏会で何度か歌われた楽曲。
オルゴール版として加筆を行っている。
− 映像作品のBGM −
9.回旋曲
ある映像作品のメインテーマとして作曲したピアノ曲をオルゴールヴァージョンに編曲。
回旋曲=ロンドのことであるが、あえて作品のイメージにあう「回旋曲」とした。
−ミュージカル作品 −
10.道を指し示す光 オルゴールVer.
ミュージカル作品「道を指し示す光」からメインテーマのオルゴール版。当時のミュージカル演出の後押しもあり、そもそもオルゴールの楽曲を書くきっかけとなった最初の曲。劇中や会場BGMなどで使われた。
11.道に迷う時は
ミュージカル作品「道を指し示す光」で歌われる楽曲。オリジナルのオーケストラからオルゴールヴァージョンにて。
12.ワルツ ~夢をいつまでもの楽曲にのせて~
ミュージカル作品「夢をいつまでも」で使われたいくつかの楽曲、それらをワルツ風にメドレーアレンジとした。
13.青空見上げ ~笑顔最高~
ミュージカル作品「少林ミュージカル」の劇中歌。
オリジナルは「笑顔最高」と歌われる元気な楽曲だが、今回はしっとりとしたオルゴールアレンジにて。
14.一つの努力がつながる明日
ミュージカル作品「少林ミュージカル」の劇中歌。華やかなシーンの楽曲なので、できるだけ崩さないよう編曲した。
癒し効果が得られるオススメのご視聴方法
- ヘッドホン、イヤホンをご用意ください。
- 音量はうるさくならないよう、静かめにセット。
- 心地よいソファーなどがあると更にリラックスできます。
後書き(準備中)
2018.12.Tokyo.
Notion6の使い方、テンポ設定方法
Notionのテンポ設定は、愛用しているLogicなどのDAWのような設定ではなく、どちらかと言うとFinale寄りの考え方をします。
少し迷いやすいので、その設定方法を取り上げてみようと思いました。
最初、4分音符でしか表記できないのか?とか思いましたが、やはりそんなことはありません。
まず、次の画像にあるツールを選択します。
選んだら楽譜上の一番最初や、テンポの変わり目に合わせてクリックし、メトロノームのテンポを設定していきます。
基準になる音符について
ツールを選ぶ時に表示されるヘルプ(最初の画像)
「8分音符は”e="を使用」とあるように
そのまま「q」だと4分音符
「e」にすると8分音符の設定ができます。
もちろん他の音符でも可能です。
32分音符と64分音符は対応していないようですが、差し当たって16分音符まで使えれば問題ないでしょうかね。
どの文字が対応しているかは、Notionヘルプメニューにある「ショートカットキー一覧」の中で確認することができますが、せっかくですので、こちらで紹介しておきます。

付点 = d またはピリオドでもOK
音符がそれぞれの文字に対応しています。
半角英数の小文字で入力してみましょう。
たとえば2分音符にしたい場合は「h」
付点4分音符の場合は「qd」や「q.」と入力します。
こんな感じで、Notionでも自由なテンポ設定が可能です。
ぜひあなたの楽曲、楽譜にも、お役立てくださいませ。
2018.11.Tokyo.
フルートのための小品「雨の日と雅」
雨の日と雅(あめのひとみやび)
初演:2018年9月22日
雑司が谷音楽堂
雑司が谷音楽堂
伊丹唯 フルートリサイタルにて
演奏
フルート:伊丹唯
ピアノ:山下百恵
YouTubeにも初演の様子をアップしました。
こちらでは初演ノートを少しばかり。
友人であるフルーティスト、伊丹唯さんのリサイタルで初演しましたフルートのための小品は、彼女から今回のリサイタルの話を聞き、これは日頃の恩返しになる良い機会だと筆を執った楽曲です。
短い楽曲中に、たくさんの変化が起こるような構成は早くに決定していたものの、初稿は全く違う様相でありました。
ようするに気に入らなかったので、特に冒頭の箇所をずいぶん書き直したものです。
私から見た彼女の印象を楽曲に書き記したつもりですが、彼女の持つ柔らかな雰囲気と、弾むような明るさを感じとって頂けたら幸いです。
今回の会場、東京都豊島区にある雑司が谷音楽堂は、以前からゆかりある会場で、私の楽曲「夏旅行」の再演をはじめ、他の作品も多数、演奏させて頂いている会場の1つです。
何より響きが良く、2階席もあって、ちいさな会場ならではの臨場感が楽しめる音楽堂は、すっかりお気に入りの会場になりました。
またひとつ、オリジナルの世界初演が叶いましたこと嬉しく思います。
音楽堂、代表の小澤啓子さんと。
会場に伺うたびいつも楽しくお話させて頂いております。
この場を借りて感謝申し上げる次第です。
2018.10.Tokyo.
PC版Notion(Notion6)の使いかた提案
シンプルで軽やかな操作性は本当に使い心地よく、iPhoneとの連携、付属音源もなかなか良くて、すっかり作曲のお供になりました。
今回はPC版Notionで作曲や楽譜制作をする際、抑えておきたい操作方法についてお話しします。
§ 手動での打ち込み
私だけかもしれませんが、楽譜を作る作業においては、midiキーボードから打ち込む「リアルタイムレコーディング」よりも、圧倒的にマウスとPCキーボードによる手入力が多いのです。
打ち込みはマウスだなぁという、そんなあなたのために、これだけは押さえておきたい操作方法を。
Macでの説明をしています。
Windowsでは
Command(⌘) = Ctrl.キー
Option = Alt.キー
となります。
§ テンキーの環境設定をチェック
初期設定のNotion配置以外に、Finale、Sibeliusの操作感に近い配置に設定できます。
我が家ではやっぱりFinale配置ですがNotion配置は和音入力に特化しているので、使いこなすと便利です。
画像のように、環境設定を開きっぱなしにして、必要に応じてテンキーの設定を変えて作業しています。
§ 音符の入力
- テンキー(Finale配置)で音符を選んで五線上でクリック、またはエンター
- ゼロキーで音符と休符の切り替え、またはシフトキー
- タイはスラッシュキー
この辺りを覚えておくと便利です。
上記のシフトキーを使うやり方、シフトキーを押している間だけ「4分音符→4分休符」と切り替えられ、とても便利です。
音符の入力方法は上記のテンキーを使わなくても数種類あって、マウスでクリックや、画面上にピアノを表示から直感的に入力したりもでき、用途や、箇所にあわせていろんなやり方で入力できるのは、単調になりがちな打ち込み作業が少しだけ楽しくなります。
§ 範囲選択して操作する便利ワザ
- 上下方向に音符を移動:上下矢印キー
- 半音単位で上下方向に音符を移動:SHIFT + 上下矢印キー
- オクターブ単位で上下方向に移動:⌘ + SHIFT + 上下矢印キー
これらが本当に使いやすい。
そして、作曲中のスケッチ段階では「4分音符で書いていた箇所を、やはり8分音符に」なんてことがありませんでしょうか?
そんな時、(テンキーをFinale、シベリウス配置に設定の上)
範囲選択して
該当するテンキー
今回は「4」を押すと
範囲内の音符が一括で音価を変えることができます。
実はFinaleでもこのような作業はできますが、けっこう手間がかかります。
このNotionのシンプルさには感激しました。
§ 連符の入力
直接、3連符を入力するよりも、先に8分音符、16分音符などで入力し、後から連符に直すやり方が簡単な気がします。
連符にしたい箇所を反転して
Option +「3」(テンキーではない方)
5つ選べば5連符、7つ選べば7連符になる柔軟性は
スバラシイ(o^o^)o
§ スラーの編集はぜひiPadやiPhoneで
パレットからスラーを選択し、音符をクリックするやり方の他に、マウス(ipadなら手書き)で直接「線を書く」なんてのも出来ますが、PC、iPad共にスラーの認識が甘く、たいへんおしい!……(^^;;
スラーはPCで入力するよりもiPad、iPhoneで編集した方がラクです。
有料アプリとなりますが、もしiPadやiPhoneをお持ちでしたら、快適に編集ができます。
範囲選択して、スラーアイコンをタップ
これがたいへん使いやすく簡単です。
§ ショートカットキーのススメ
もちろん便利に使えます。たくさんショートカットがあり、覚えるのが大変!と思っても、大丈夫。
ショートカットマニュアルもありますし、パレットにマウスポインタを合わせるとショートカットキーが表示されます。
よく使う機能から覚えていくと、すばやく、とても気持ちよく作業が進められるようになります。
§ リアルタイムRECについて少しだけ
ときどき、midiキーボードを弾いてリアルタイムレコーディングもしますが、ツールメニューにある「記譜にクオンタイズ」「ベロシティ消去」は覚えておくと便利に使えます。
ショートカットキーが割り当てられていないので、MacOSのショートカットキーを設定して使っています。
このような感じで軽やかに使うことができるNotion。
本来はStudio oneと連携させるためのものですが、連携させずとも、レッスンの資料とか簡単なものなら十分な楽譜を作り上げることができます。
何よりFinaleと違って落ちない!(^^;;
楽譜制作としては、まだまだFinaleが上ですが、Finaleのような細かい設定が、Notionでもできるようになったらいいなぁと願っています。
2018.10.Tokyo.
ちょっと迷いやすい設定を別記事にて。
こちらもぜひ。